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2011年 12月 09日
ケプラー22bの話題がネットやメディアを賑わしている。ペガサス座51番星の惑星発見から16年で、グリーゼ581からは4年余り。ホットジュピターからもはやスーパーアースの「捜索・確認作業」へと、科学技術の進歩はめざましい。
![]() 一方、ケプラー22星人は我が太陽に向けて同じような観測をしているのだろうか。とすれば、木星や土星などはスペクトルのふらつきですぐに発見できるだろう。天王星や海王星はどうだろう。惑星の軌道面が同じとして、ケプラー探査機の方法ではそれぞれ84年、165年の検証を待たねばならないし、水星~火星まで4つの惑星が行き来するので、分離だけでも面倒くさい。ケプラー探査機レベルでは水星レベルの経過も検出できるのだろうか? ちょっと聞いてみたい気がするが、メッセージが届くまででも600年か・・ More
2011年 12月 08日
来年春の火星小接近を控え、未明の東天で火星が少しずつ目立ち始めてきた。11月27日、アメリカの火星探査機・キュリオシティが火星に飛び立つ一方、先に打上げられたたロシアのフォボス・グルントが絶望的な状況になった。火星探査の歴史はどういう訳かイバラの道だ。火星に向かった米欧の探査機はかなりの確率でコケている。国産唯一の火星探査機「のぞみ」も最終的にミッションを断念した。きわめつけのロシアだが、ソ連時代を含め、1960年以来の火星探査は一度も満足な成果を収めていない。
この呪われた火星探査に対し、キュリオシティが投じた予算は1900億円とか。最近の円高を考慮しても凄い数字だ。そういえば、当初の軌道投入に失敗し、苦戦を強いられている金星探査機「あかつき」の予算は250億。満身創痍の中、「はやぶさ」の教訓が生かされれば良いが。そのはやぶさ後継機であるはやぶさ2の予算は大きく「仕分け」られたというニュースが入った。呪いは宇宙ではなく、むしろ地上、それも永田町あたりに渦巻いているのかもしれない。※画像は10cmED鏡による火星。2011年11月4日。100枚画像を合成。
2011年 11月 27日
今年もあと1ヵ月余りとなった。11月中旬からガクンと天候が悪化。昨夜は久しぶりの晴天だったが、仕事の関係で空を仰ぐヒマもなし。この後12月10日の月食は晴れるだろうか・・
昨日、本屋さんに問合わせたら天文年鑑2012年版が入荷しているというので、取りにいった。来年は小接近ながら火星が衝の年。金星は春、秋とも絶好の観望条件で、宵の明星から明けの明星に移り変わる6月6日は日面経過というおまけつきだ。金星食や部分月食もお祭気分を盛上げるが、ハイライトはなんといっても5月21日の金環日食だろう。と思いながら天文年鑑2012年版を手に取った瞬間「えええっ!?」 表紙が昨年と同じ金環食のうえ、バックも同系色だ。うっかりすると、2011年版と間違えてしまいかねない。帰宅後見比べたところ、同じ日の現象を同じS氏が撮影したもので、さらに全く同じ画像が本年度版の口絵に掲載されている。5月の金環食を念頭に置いた企画なのかもしれないが、意外な印象は否めない。編集部の方に意図を伺ってみたい気がする。
2011年 11月 09日
夜半、久々に晴れ渡ったと思いきや、また雲が湧きだした。満月前の明るい月のそばに木星がいる。思ったほど大気の状態は悪くなかったが、雲に隠れては手の打ちようがない。
例の2005YU55の接近遭遇を控え、NASAのレーダー画像が公開されている。ふと、地上からアマチュアレベルの望遠鏡で形状までは確認できるか、ちょっと気になった。2005YU55の大きさは400m。最接近時でのみかけの大きさはどの程度だろう。そこで計算してみたところ、角度で0.3秒角足らずという結果になった。この値はイオやガニメデなどのガリレオ衛星の半分から1/3程度ということになる。眼視ではまずムリだ。ただ、撮像となるとやや話が異なる。以前では論外だったが、最近の画像処理技術はめざましく、ガリレオ衛星の模様がアマチュアの望遠鏡でも捕らえられている。したがって、画像に収めれば形状の確認など存外不可能ではないかもしれない。ただ、日本で観測可能になる頃にはかなり遠ざかっているし、11等以下の光度ではかなり難物であることには間違いない。少なくとも、今手元にある10cm鏡と一般用のデジカメでは、とても手の届くところではないことだけは確かだ。 ![]()
2011年 11月 08日
小惑星2005YU55の地球接近が迫るにつれ、メディアの方でもこの名前が踊るようになってきた。例のよって「地球衝突」のデマが飛び出し、「賑わい創出」に一役買った感がある。彗星や小惑星の衝突ネタは昔から例に事欠かない。今から43年前の1968年、私が子どもの頃、小惑星イカルスの地球衝突騒動が雑誌やテレビなどで話題になったことがある。
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2011年 11月 05日
5日にプラネタリウム投影・秋バージョンを担当。今回は55の椅子席を超える60人余りの方にお越しを頂いた。私の拙い解説にもかかわらず、満員御礼の段、心から御礼申し上げたい限り。
選曲の方は、子ども連れが多かった頃は童謡・アニソンを中心に構成したが、最近は大人の方が単独で来館するケースも増えた。今回は地元町作り協議会の役員さんも参加。そこで、故・美空ひばりさんによるジャズのスタンダードナンバー、STARDUSTも入れた。日の出曲として流した二胡奏者・李彩霞さんの「朝のひかり」も好評だった。画像はDJと入退場の選曲をお願いした、新任職員のTさん。More
2011年 11月 04日
5日のプラネタリウム投影用に、木星を撮ってみた。衝は29日だったが、仕事や悪天候でようやく3日晩に撮った。今年も文化の日はジンクスどおり、日中はそこそこの晴れ間があった。しかも、夜になって快晴になった。
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2011年 11月 01日
日本にちなむ最初の小惑星といえば「トウキョウ」と「ニッポニア」がすぐに思いつくが、続く3番目の小惑星には「芸者・ゲイシャ」という珍妙な名前がつけられていることを最近知った。「あれ?」と思って調べたところ、発見者はかの有名なK.ラインムート氏だった。はは~ん。当時、日本人による小惑星の発見はまだまだ稀有だったが、欧米の天文学者は続々見つけている。かのラインムート氏も障害400個近い小惑星を発見しており、だんだん命名するのも面倒くさくなったようだ。この芸者という名前はオペラの題名に由来しているという。
この小惑星芸者は、9月中ごろに地球に接近したが、それでも13.5等。いろいろ調べてみたが、13等より明るくなることはないようで、ホンモノの芸妓さんとは違い、こちらの方はどうも華がないようだ。 31日夜、雲が行き交う中、木星とガニュメトが接近している様子を何とかとらえた。木星の衛星が二つ映っているが、ガニメデではなくて残念。って、どうでもいいか・・ More
2011年 10月 29日
木星の近傍に望遠鏡を向けたついでに、うお座のM74とくじら座のM77を撮ってみた。TS102鏡による画像を撮り貯めるためだ。こんな機会でないと、目を向けることすらないだろう。いずれも探しやすい場所にあるが、案の定ED鏡とはいえ、10cmクラスではあまりパッとしない。
![]() フルサイズ画像
2011年 10月 28日
昨夜、ようやく晴間があった。プラネタリウム投影のネタ作りもかね、10cm屈折鏡を夜空に向けた。特異小惑星・ガニュメトが最接近につき、とりあえずその方角に視野を導入する。その画像をパソコンに取り込んで「あれ?」 写っていない。一体どういう訳だ。おひつじ座ι星と通り過ぎたはずのNGC772まで苦労して、同一視野に入れたのに。はて・・?
![]() More
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