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2005年 02月 06日
今年に入ってからの惑星探査は、タイタン一色。ホイヘンスの陰に隠れ、蚊帳の外で忘れがちだったオポチュニティがグッドジョブを。探査機のカメラが耐熱シールドのすぐ横を撮影したところ、火星へ落ちてきた隕石を捕えた(写真1)。タイプとしては「隕鉄」だろう。いずれにしても、地球外では最初の発見だ。大きさはバスケットボール程度、と説明がある。
一方下(写真2)が、地球上で見つかっている最大級の隕鉄。こちらの重さは34tあり、アメリカ自然史博物館に展示されている。この写真は米スタンフォード大学在籍の地質学者、辻森博士提供。 1.credit Mars Exploration Rover Mission, JPL, NASA, NASA のHPより 2.Photo courtesy ,Tatsuki TSUJIMORI, Stanford University. U.S.A 辻森博士から続報を戴きました。 それによると、この隕鉄は「Cape York隕石」という名前があるそうで,北極探検家R.E. Pearyが1894年にグリーンランドでみつけて,ニューヨークに運ばれたとのこと。AMNH(アメリカ自然史博物館)のサイト紹介とともに、この隕鉄に関する解説ページもご教示戴きました。「イヌイットが狩猟に使う鉄器にも、隕鉄を利用したケースがあるようだ」という興味深い解説があります。それにしても、ペリーのチームは、どうやってアメリカまで運んできたのでしょうか。ちなみに、「この説明には世界最大書いてあるが,2番目の重さらしい」と辻森博士は指摘しています。
by astro_calendar
| 2005-02-06 15:42
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