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2013年 02月 23日
冬といいながら、もう5日すれば3月。季節上では春だ。毎年最初の投影は音楽をはさみながら、1年の天文現象をさらっと紹介するのが、ここ何年かの恒例になっている。2013年もまる2ヵ月が過ぎたが、まあいいか。ただ、昨年の裏作という状況で、めぼしい天文現象がない。となると、ネタに困るなあ・・ と思いあぐねていたところ、ロシアに隕石が落下するという、思わぬ現象が起こった。
天候不順にかまけ、観察も更新もずっとサボりがち。2月にはいり、せめて2012 DA14の観望でキッカケをつかめないか・・ と密かに計画を練っていた。(単にカメラを向けるだけで、計画というほど大したものではないが・・) 何せ、名前はおろか、番号登録もない小惑星がヒトケタの光度に達するのは記憶にない。しかも、地表3万㎞たらずの地点を7等台で通過するというのだから、まさに前代未聞の事件である。 しかし、案の定当夜は悪天候にたたられた。やはりそういうものか、と肩を落としつつも翌日には隕石落下の報せだ。自分もそうだが、軌道計算が外れたとは言わずとも、破片が地球に飛び込んだのでは、と一瞬頭をよぎった人も多かったのではないだろうか。メディアでは100年に一度の事件、という見出しが躍っていたが、「100」という数字は明らかにツングースカ大爆発を引き合いに出したものだろう。ただ、ツングースカ以前に同じ頻度で隕石落下があったとは考えにくいし、この数字は誤解を招きやすい気がする。 話が横道にそれまくりだが、投影では急遽プログラムを変更し「特集・地球にめがけやってくる小天体」となってしまった。慌ててネットで関連ムービーを探しまくったが、よくこんな映像が捕らえれたものだと感心する。興味深いのは、つい先日の投影でも触れたが、根上隕石の落下が2月18日と似たような時期だった。また、先の2012 DA14が見つかったのは、投影のちょうど1年前の2012年2月23日だった。いずれにしろ、この珍事のお陰か、今日も多くのお客様がお見えになった。本当にありがたい。 音楽リスト マイハート・ウィル・ゴーオン (セリーヌ・ディオン) 桜 (コブクロ) 雪の華 (中島美嘉) あなとのとりこ (如月千早) 手紙 (アンジェラ・アキ)
by astro_calendar
| 2013-02-23 23:59
| プラネタリウムと星座
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