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2005年 06月 18日
七夕の夜ぐらいは、つい夜空に目をむけてしまう。ところが、梅雨の真っ最中ということもあり、七夕の晩はたいてい天気がくずれる。しかも、晴れたところで、めざす織姫と彦星のお二人がそろって顔を出すのは、夜9時を過ぎる。よい子はもう眠ってしまう時間だ。昔の人は、どうしてこんな日を七夕に選んだのだろうか。
実をいうと、今と昔の暦ではかなり日付がずれているからである。いうまでもなく、この7月7日は旧暦であり、現代のカレンダーに読み変えるとおよそ1ヶ月後になってしまう。今年については、8月11日が七夕の日にあたる。8月ならば大雨にたたられることも少なく、天の川の水かさを気遣いすることもなかろう。しかも、この時期になると日没後待ちくたびれることなく、二人のスーパースターを眺めることができる。 さらに素晴らしいのは、旧暦の七夕の宵には必ず三日月を少し過ぎたような月が西空にかかることである。月の光は暗すぎることもなく、さりてと明るすぎもせず、フットライトよろしくふたりの足元を照らす役を演ずる。おまけに、婚約指輪のような「真珠星」、ことスピカが傍らに寄り添っている。やがてこの月が西の稜線に姿を隠すと、こんどは真っ暗な夜空におびただしい星が明滅し、天の川が妖しく流れ出す。昔の人は季節を舞台に、月を小道具に仕立て、心憎い演出を考えたのである。 「うらよんべねまらんとかいどでず~っとテンジクめめっとたんやけど、七夕さん出てこんし、へしのてへしのて、そのうちへなまぬるい風が出てきたとおもたら雨ふってきたんやわ」 (標準語訳:私は昨晩寝ずに外で空をじっと眺めていたが、七夕の星はなかなか昇らず待ちくたびれたところ、なま暖かい風が吹いてくるやそのうち雨が降りだした) ■ 左は今の暦による七夕(7月7日)の夜の空。午後8時30分でも、まだかすかに薄明が残り、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)は低い位置にある。これに対し、旧暦の七夕は本年8月11日。純白の真珠星(スピカ)を従えた月が地平線に沈む頃、織姫と彦星は充分な高さまで昇ってくる。天の川も見えはじめ、この頃はペルセウス座流星群も活発になって、多くの流星も見られるだろう。
by astro_calendar
| 2005-06-18 02:07
| プラネタリウムと星座
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