「光害」という言葉が生まれてから、40年近くがたちます。「
空のカレンダー」でも、機会あるごとに触れてきた問題です。闇を追い払う、という近代文明の結末がエネルギーの浪費であり、地球温暖化でした。ライトアップされた建築物に目を奪われ、微かな星の光や、天の川の姿を視界から遠ざけては、何もなりません。環境庁(当時)がスター・ウォッチングを開始し、ようやく光害対策、つまりは、環境保護の端緒となりました。大気汚染調査の一環、というのは関係法令が「大気汚染防止法」しかなかった時代の、苦肉の策でしょう。先人の苦労がしのばれます。
そのライトダウンキャンペーンは、昨夜19日に開かれました。関係協力施設に山中町の薬師も名をつらねていました。隔世の感がします。
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STAR WEEK と STAR WATCHING
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ライトダウン・キャンペーン