ことし最初の天文教室。特集は(と言うほど大袈裟なものではないが)天文現象・2008と題し、ことし一年間の天界の動きを解説。といって目ぼしいものは8月17日の部分月食だけ。それも、早朝に低空の月が欠けたかな・・と思ったらそのまま沈んでしまう。山中温泉のように山が高い所では気付かないうちに月が沈んでしまうこともあるだろう。
2月21日には皆既月食が起こる。しかし、月食が起こっている時間、日本は真昼間だ。月食は月が沈むと始まり、月が昇る頃にはもう食は終わっている。つまり、日本のどこでも月食は見られない。
8月1日には日本の近くで皆既日食が起こる。しかし、これも「日本の近く」というだけで、日本からはまったく見られない。日食は日本海に夕陽が沈んだ直後に始まるのだ。
やや残念かもしれないが、ホームズ彗星のような風来坊がいつ話題をさらっていくとも限らない。やっぱり、1年間空から目が離せないようだ。