金星が宵の西空高く輝いている。「宵の明星」というが、夜の10時ごろまで沈まない。現在は黄道の北端に位置し、夜遅くまで、しぶとく地平線上で粘っている感じだ。といって、望遠鏡で覗いても格段見映えがする訳ではない。先日試しにB390フィルタを通して撮ってみたが、やはり模様などはうつっていなかった。
火星がレグルスの近くで暖かい輝きを見せているが、冬の頃からはかなり暗くなった。夕方晴れたのでカメラを向けたが、小さくなっている。現在の視直径は11秒たらず。衝の頃より30%近く小さくなった。
金星62枚、火星は153枚の画像を合成。
深夜には土星が南中。
カメラを南に振ってM104を撮ってみた。