案の定晴れた。しかも新月。外へ出ないわけにはいかない。寒い。凍える。赤道儀を引張り出したのも半年ぶりで、それも厳寒の冬というのも皮肉なものだ。
バルブで2分インターバルで、シャッターを押したら家の中に引きこもり、熱燗をくらって定刻になったらシャッターを切りに外へ・・この虫のよい作戦はレリーズの電池がダウンすることで破綻した。最大露出30秒で延々と撮り続けるしかない。ああ、たくさんの星が流れる。足元は先日までの降り積もった雪が凍っている。
唐突だが、年賀状もまだだ。うみへびの頭を撮って、これにあてるか。で、そこに星が流れたら一石二鳥・・そんな魂胆をあざ笑うかのように、流星は写野を外れまくる。一瞬-2等級の流星がプロキオンの近傍に。ああ、はいったかな・・としても、端っこだ。で、結局2枚の画像を繋ぎ合わせた。この後、デジカメのメインバッテリーがダウン。震えながら撤収するが、よく考えたら、ふたご群をこんなじっくり眺めたのは人生これが初めてではないだろうか。
ちなみに正確にはxCmi →○CMi