3増から突如1減。白羽の矢が立った冥王星が激白。
「驚いた。話にならない。この私を惑星から格下げするなどと、この愚かな提案が決定されれば、天文学史の大きな汚点になろう。
私こと、冥王星発見は天文学史上における輝かしい金字塔である。この歴史的大事件に較べれば、アポロの月着陸などショボイ天文ショーにすぎない。そもそも惑星に窮屈な定義を設けること自体、馬鹿げた話である。重力による球体だの、充分大きいだの、重心が主星の外だの ・・・ そんな枝葉末節にとらわれている天文学者は哀れだ。われわれは76年という歴史の中で、固い絆で結ばれていた。惑星、すなわち太陽をめぐる家族。このことこそ重要だ。

まあ、心配はしていないよ。発見者のクライド・トンボーはアメリカ人だからな。この超大国はクロのものだって、シロと言わせるほどの力がある。とりあえずロビーには手を回してあるが、9番目の惑星発見者はアメリカ人、という栄誉を放棄する訳がない。あしたの総会を、私は楽観視している」
*Image credit (c)NASA / JPL
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