
最近は「
陸域観測技術衛星・だいち(ALOS)」がちょくちょく話題になる。先日の
能登半島地震でも現場付近の観測画像を送ってきた。
JAXAには「だいち」が撮ったさまざまな画像をピックアップし、ホームページ上で公開している。先日もシルクロードのオアシス都市
トルファンと西遊記にも登場する火焔山周辺の画像が掲載されていた(上)。ただ、衛星画像そのものなら、今は「グーグル・アース」がすっかり定番になってしまった。人工衛星による大地のクローズアップは、今やさほど目新しいものではない。そのため、「だいち」の
画像ライブラリーはインパクトという意味ではやや乏しい感じがする。ウエブに公開されている画像の解像度も、決して高いとはいえない。下はグーグル・アースで同じ地域を捉えたものだ。
ただ、衛星画像を用い、地球の名所を要領よく紹介しているコラムはなかなか楽しい。ちょっとした地球ガイドブックという感じだ。時間があれば、ちょっとのぞいて見るのも良いだろう。
※画像上は「だいち(ALOS)」によるトルファン近辺の画像をi一部拡大したもの。(c) JAXA