晴間から夜空を見上げた。ただでさえにぎやかな冬の星座に、今年は火星も加わり、さらに花を添えている。しかも、赤い色相がいっそう暖冬のイメージを強くしている。今年の冬はなんだか暖かいかな、って印象を受け、つい望遠鏡をもちだしてしまった。
この赤い惑星はふたご座をぬけだし、おうし座の両角の先にいる。最接近の年末から見ると、明らかに暗くなったのが分る。南中時はほぼ天頂に位置して、絶好のポジションだが、時間が出来た頃はもう西に傾いていた。シーイング自体悪いのか、像はチラチラしている。模様もハッキリ見えない。
現在、探査中の
MROが送ってくる画像は凄く鮮明だ。現在、
フェニックス探査機が火星に向っている最中で、この5月には北極に着陸する予定だという。火星のホッキョクグマと遭遇することもありかな。
※2008年1月15日 f105mm F2.5 / 30秒露出の4枚画像を合成